
細毛の髪質で、ふんわりボリュームを出したいというので、今までパーマをかけても、すぐ取れてしまって、かからなかった経験てありませんか?
せっかく時間とお金をかけてパーマをかけても、思ったような感じにかからず、すぐ取れてしまっては悲しいですよね。
そんな失敗を何度か繰り返し、もう私の細毛はパーマがかからない髪だからと諦めてしまっていませんか?
パーマって上手く思い通りにかかっていると、毎日巻いたり、ブローしたりしないで、乾かすだけで髪がまとまったり、ペタンとボリュームが出にくい髪にふんわりボリュームが出たり、動きが出たり、ヘアスタイルがオシャレに可愛くカッコよく決まって、毎日の髪のお手入れが格段に楽になり、身だしなみの時間をぐんと短縮できます。
女性は特に、メイクしたり色々他にもやることがあり、髪のスタイリングにかかる時間が短くなるに越したことはないですよね。
ってことで、やっぱり便利なパーマ。
そこで今回は、細毛でパーマがかからない、かかりにくい髪でも、すぐとれてしまわないように、しっかりかけることができるのかどうかを説明していきたいと思います。
結論から言うと、ブリーチや縮毛矯正を同じ部位に何度も繰り返すなどしてハイダメージを負っている髪でない限り、パーマがかからない髪はありません。
え?そんなわけないでしょ。
だって今まで一度も思い通りにかかったことないんだから。
いや、ほぼ大抵の髪はしっかりかかります。
大きい毛先のカールや大きくゆるいウェーブのパーマも、すぐとれてしまうことなくしっかりかけることが可能です。
上手くかければ、カットして切り落とさない限り、とれることはありません。
切り落とさなければ、半年後もカールやウェーブが持続します。
ではなぜ、一度もパーマがしっくり思ったようにかかって持続したことがないのでしょうか。
原因はいくつか考えられますが、この後、パーマがかからない原因を一つずつ解説していきます。
* Contents *
■ パーマがかからない原因 ⑴ 髪質
まずパーマがかかりにくい原因は、ハイダメージ毛は置いといて、もともと持っている髪質に原因があります。
・バーマがかかりやすい髪
くせ毛、太毛
・パーマがかかりにくい髪
直毛、細毛
こちらのかかりにくい髪の場合は、薬剤のパワーを上げてパーマをかけても、傷むだけですぐ落ちます。
くせ毛の場合は、単純に髪がもともと曲がった組成でできているため、曲げて固定するのが比較的容易ですが、直毛、細毛のかかりにくい髪の場合は、薬剤のパワーを上げてパーマをかけても、傷むだけですぐとれます。
パーマは一般的に、1剤と2剤の2浴式の薬剤を使用し、1剤で髪の内部のシスチン結合という硬い結合を切断し、ロッドに巻き付いている曲がった状態で2剤を塗布し、再結合させ、固定していくのですが、直毛の場合は、もともと真っ直ぐの組成でできているため、真っ直ぐに戻ろうとする力が強く働き、すぐとれてしまってかからない、細毛の場合は、パーマを組成するシスチン結合がもともと少ないため、固定する力が働かず、すぐとれてしまってかからないという現象につながってしまうのです。
■ パーマがかからない原因 ⑵ ヘナ・ヘアマニキュアで染めている
髪をヘナやヘアマニキュアで染めている場合は、パーマがかかりにくいです。
特にパーマがかかりにくい髪質の場合は、よりかかりにくくなってしまいます。
一般的に多く使われる1剤と2剤を混ぜ合わせるアルカリカラーと言われるヘアカラーは、本来弱酸性の髪を一時的にアルカリ性に傾けて、キューティクルを開き、染料を髪の内部に浸透・発色・定着させて染めていくため、パーマのかかりに影響は出ないのですが、ヘナやヘアマニキュアは、染料を髪表面に付着させて染めるため、パーマ液の浸透を阻害し、かかりにくくしてしまう原因となってしまいます。
では、このかかりにくい、かからない髪にパーマをかけるにはどうしたら良いのでしょうか。
一口にパーマと言っても、専用の機器を使用し、かけていくものなど、いくつかの種類・技法があり、この後の原因⑶で説明していきます。
■ パーマがかからない原因 ⑶ パーマの種類・技法
巷の美容院では、水パーマだったり、デジタルパーマだったり、クリープパーマだったり、色んなネーミングを付けて売り出していますが、基本的に当サロンが考えるパーマの種類は、パーマ(コールドパーマ)・デジタルパーマ(ホットパーマ)・エアウェーブのこの3つ。
・パーマ(コールドパーマ)とは
機器(遠赤外線の加温機はこれに含まない)などを使わず、薬剤の力だけでかけていくパーマで、
このパーマの場合、ウェーブ・カールが最大限に出るのは濡れている状態の時で、乾かすと少し弱まる性質があります。
ですので、大きめのロッドでゆるく大きなウェーブ・カールのパーマをかけた場合、乾かすと濡れている時よりも更にウェーブ・カールが弱くなります。
こちらのパーマは、パーマがかかりやすい髪や細めのロッドで巻くようなパーマスタイル、ショートヘアのパーマに向いています。
逆に、原因⑴⑵で説明したような、パーマがかかりにくい髪に中〜大きめのロッドで緩くかけた場合、すぐに取れるか、かからないケースがほとんどです。
・デジタルパーマ(ホットパーマ)とは
専用の機器を使い、デジタル管理された温熱を髪に与えてかけていきます。
髪の直に温熱を与えるため、別名ホットパーマとも呼ばれます。
こちらは、コールドパーマと違い、しっかり乾かした後も、くっきりしっかりとしたウェーブ・カールが出てきます。
原因⑴⑵で説明したようなかかりにくい髪に、大きめのロッドで緩くかけるパーマスタイルでも、持ちよくしっかりかかり、かかりにくい髪の方や持ち重視の方にオススメです。
・エアウェーブとは
こちらも専用の機器を使い、温風を当てながらかけていきます。
デジタルパーマ同様、熱を利用するため、原理的には似ていて、コールドパーマよりも持ちはいいです。
デジタルパーマとの違いは、デジタルパーマはロッドに電気を流して発熱させ、髪に対して直に熱を与えていくのですが、エアウェーブは、髪に対してドライヤーのような温風を吹き当てて、間接的に熱を与えるため、デジタルパーマよりも熱負担が少なく、より髪に優しいパーマなのが特徴です。
仕上がりもくっきり弾力のあるカール・ウェーブのデジタルパーマに対して、エアウェーブは、ふんわり柔らかいカール、ウェーブに仕上がります。
・3つのパーマの位置付け
「髪へのダメージの少なさ」の位置付けとしては、 エアウェーブ > コールドパーマ > デジタルパーマ
「パーマの持ち」での位置付けとしては、 デジタルパーマ > エアウェーブ > コールドパーマ となります。
ですので、パーマがかかりにくい、かからないという方は、デジタルパーマもしくはエアウェーブでかけるのがオススメなのですが、デジタルパーマやエアウェーブでもうまくかからないという方がいます。
これはなぜでしょうか。
この後の原因⑷で説明していきます。
■ パーマがかからない原因 ⑷ 美容師の力量不足
パーマをかける時に考えるのは、まずはパーマがかかりやすい髪なのか、かかりにくい髪なのか、現状の髪の状態ダメージレベルはどうなのかを見極めてのパーマの種類の選定と薬剤選定、希望の仕上がりをイメージしながら、ロッドの太さ選定、巻き収める回転数、構成を設計し、施術を行っていきます。
薬剤選定やロッド選定を誤ると、過剰に傷んでしまったり、かかりすぎてしまったり、すぐとれてしまったりと、希望のイメージとはかけ離れた仕上がりになるなど、失敗につながってしまいます。
正直パーマを苦手意識する美容師さんは多いです。
パーマは、細かいちょっとした工程を加えたりすることにより、仕上がりに大きな差が出ます。
同じデジタルパーマでも、お店によってや美容師さんによって、仕上がりが全然変わってきてしまいます。
自分でも、今まで幾多のお客様へのパーマ施術を行う中で、髪質によっては、どうしてもかからないということが起きることがあり、このような髪にも、うまくしっかり持続するようにパーマをかける方法はないものかと、色々な形で試行錯誤を繰り返し、研究を重ねた結果、一つの方法を導き出しました。
今までお客様との会話の中で、他店でデジタルパーマなど色々試したけど、どうしても思ったようにパーマがかからないという方が一定数いらっしゃるのですが、当サロンで行なっているデジタルパーマは、独自の技法で行うことで、デジタルパーマでもうまくかかったことがないという方でも、しっかり持ちよくかけることが可能です。
ヘアスタイルの写真だけでは、なかなか希望通りのパーマをかけてくれる美容師さんを見つけるのは難しいですが、なるべく失敗を防ぐには自信を持ってオススメしてくれる美容師さんにお願いするのがいいでしょう。
■ パーマがかからない原因 ⑸ 石油系ヘアケア剤の使用
パーマ施述後のご自宅でのヘアケアもとても重要です。安価なシャンプー剤等には、基本的に石油系、高級アルコール系(成分表記の頭にラウリル硫酸ナトリウム、ラウレス硫酸ナトリウム、ラウレス硫酸アンモニウムとあるもの)の界面活性剤が使用されており、洗浄力が強くなっているため、パーマを組成する髪の中の主要な成分を過剰に流出させてしまい、持ちも悪くなってしまいます。
パーマを出来るだけ長持ちさせたい場合は、サロン専売のアミノ酸系シャンプーで、髪にアミノ酸を補いながら、優しく洗い上げ、ケアするのがベストです。
サロン専売のシャンプーは、市販品よりも少々お値段がするものが多いですが、より長く綺麗なパーマヘアを持続させるためにも使用をオススメします。
当サロンで取り扱いのヘアケアシャンプーも、パーマヘアにはとてもオススメです。
COTA i care
■ まとめ
自分の髪にはパーマがかかりにくい、すぐとれてしまうという方の場合は、デジタルパーマもしくは、エアウェーブでかけるのが一番です。一口にデジタルパーマやエアウェーブと言っても、お店だったり、美容師さんだったりで、仕上がりが全然変わってくるので、諦めないで理想のパーマを実現してくれる美容師さんを見つけて下さい。
– PERM – |
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カット+デジタルパーマ 約150分 お手入れ楽チン、くっきりウェーブ・カールに仕上がる持ちの良いパーマ。 ¥18,700 |
カット+エアウェーブ 約150分 ダメージレスで、ふんわり柔らかなウェーブ・カールに仕上がる持ちの良いパーマ。 ¥18,700 |
カット+カラー+デジタルパーマ 約210分 ハーブカラー、ナチュラルハーブカラー、イルミナカラー、ヘアマニキュアの中からお選び頂けます。 ¥24,200〜 |
カット+カラー+エアウェーブ 約210分 ハーブカラー、ナチュラルハーブカラー、イルミナカラー、ヘアマニキュアの中からお選び頂けます。 ¥24,200〜 |